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04病院のご案内

業務内容

調剤業務

調剤業務では、すべての入院患者さん及び外来患者さんの一部の薬を調剤しています。当院では「医薬分業」推進のため、外来処方せんは院外処方を原則としています。外来で処方される薬の約90%が『院外処方せん』として発行されており、保険調剤薬局(患者さんのかかりつけ薬局)で薬を出してもらう方式になっています。

  1. 処方せん発行

    医師がコンピューター端末(オーダリングシステム)により、個々の患者さんに適した薬を選択・入力し、処方せんが発行されます。

  2. 事前審査

    処方せんに書かれている薬の使い方や量、のみ合わせに問題はないか等の確認を行います。必要に応じて医師に確認・連絡をとります。

  3. 調剤

    処方せんに書かれている薬を取り揃えます。必要に応じて1回分ごとに薬をパック(1包化)したり、錠剤を潰して粉薬にしたり、軟膏を混合したりして、患者さん一人一人に適した薬になるように調剤を行うこともあります。

  4. 監査

    調剤された薬は、ほかの薬剤師が改めて処方内容やのみ合わせ、薬の種類・数量などに間違いがないかを確認します。

  5. 交付

    患者さんに薬をお渡しします。


注射調剤業務

  1. 処方せん発行

    コンピューター端末(オーダリングシステム)により、個々の患者さんに適した薬を選択・入力し、処方せんが発行されます。

  2. 事前審査

    処方せんに書かれている、薬の使い方や量に問題がないかを確認します。注射薬では投与方法、投与速度、混ぜたとき配合変化が生じないか、安定性に問題はないかを確認します。必要に応じて医師に確認・連絡をとります。抗がん剤については患者個人毎の投与記録を作成し、投与量・投与間隔(休薬期間)等の確認を行っています。

  3. 調剤

    処方せんに書かれている薬を取り揃えます。患者個人毎に一日分の注射薬を取り揃えます。

  4. 監査

    調剤された薬は、ほかの薬剤師が改めて処方内容や、薬の種類・数量などに間違いがないかを確認します。

  5. 交付

    薬を払い出します。


製剤業務

様々な理由から市販の医薬品では患者さんの治療ができない場合に、医師から依頼を受けて調製方法などを検討し、患者さんの同意を得た上で調製します。

製剤には軟膏や消毒薬、点眼薬、注射薬(食事の代わりとなる高カロリー輸液や抗がん剤)などがあります。点眼薬、注射薬(高カロリー輸液)などは細菌汚染の危険性を減らすため、無菌設備の備わった場所(クリーンルーム、クリーンベンチ)で無菌操作により調製しています。
抗がん剤の調製は、無菌操作と作業者に対する抗がん剤暴露リスクが避けられるよう安全キャビネット内で行われます。

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薬品管理業務

院内で使用する医薬品の購入、在庫・品質など幅広く管理し、各部署へ供給します。適切な品質のものを必要に応じて購入し、迅速に供給できる体制を整えています。

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医薬品情報業務

厚生労働省、製薬企業をはじめ、さまざまな情報源から最新の医薬品情報を収集・加工・保管します。それらの情報を医師、看護師、その他の医療従事者や患者さんに提供・伝達しています。また医療従事者からの医薬品に関する問い合せに対して情報提供しています。

このほか、院内で発生した薬による副作用の情報を集めて、厚生労働省への報告を行っています。また薬剤の採用に関わる薬事委員会の資料を作成します。

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薬剤管理指導業務

  1. 入院前〜入院後

    患者さんが入院前に服用していた薬の情報を確認し、その情報を医師、看護師などに提供します。また、一般用医薬品やサプリメントの服用状況、副作用やアレルギー歴の有無、服薬状況などを確認し、入院中の薬物療法が有効かつ安全に行われるよう、医療関係者と情報を共有しております。

  2. 入院中

    正しく服用(使用)していただくために、患者さんのベッドサイドを訪れ、薬の名前、薬の飲み方・使い方、薬の効果、副作用、他の薬との飲み合わせなどの説明をします。また患者さんとの対話や診療録、患者情報などから薬の副作用、飲み合わせの確認などを行い、患者さんに薬物療法が適正に行われるよう努めます。

  3. 退院時

    患者さんの退院時、引き続き安心して薬を使用できるよう、詳細に薬の説明をします。

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実習受け入れ状況

薬学生、大学院生等の実務実習教育を受け入れています。